Italianparsley

<特徴>
パセリは、古代ギリシャ人に尊ばれていました。
当時パセリは主として医薬用に用いられ、ホメロスの詩によれば、軍馬に与える餌でもありました。
和名は、オランダから伝えられたセリの意味です。
イタリアンパセリを食卓にのせるようになったのはローマ帝国の人々で、宴会の際にはこのハーブのガーランドを飾りました。
普通のパセリのようなちぢれ葉でなく、やや大型の細長く裂けた葉にはやさしい芳香があります。

<効能>
◆豊富なβカロテン
β-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
◆アピオールという精油成分
パセリ特有の香りは、アピオールなどの精油成分によるもので、口臭予防、食欲増進、疲労回復、食中毒予防効果などがあるとされています。
◆ビタミンKを最も多く含む食材です
パセリはあらゆる生鮮食品の中で最も多くビタミンKを多く含んでいる食材なんです。ビタミンKは体内でも作られますが、カルシウムを骨に定着させる働きの他、血液を凝固させる成分の合成にも関わっています。
◆ビタミンEも野菜の中ではトップクラス
ビタミンEはカロテンなどと同じく、強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立っていると考えられています。
◆鉄分をはじめ、カリウムなどミネラルが豊富
パセリには不足しがちな鉄分が沢山含まれています。また、カリウムも野菜の中でトップクラスです。
◆ビタミンCも野菜の中ではトップクラス
パセリはなんとビタミンCにおいても野菜の中で赤ピーマンやメキャベツ、なばな、に次いで沢山含まれています。

<育て方のポイント>
日当たりのよい場所を好んで育ちます。
苗が育ってきたら、1、2度植え替えをして株間30cmくらいに離して定植します。

<用土>
水はけがよく有機質を多く含んだ栄養豊富な土が適しています。
○水を切らさないように注意
乾燥に弱く、夏の高温期には土が乾いて葉が黄色くなってしまうことがありますので、水を切らさないように注意しましょう。

植え付け予定地には、あらかじめ堆肥か腐葉土を十分に入れて、保湿性を保っておくのがよいでしょう。成育中に土が半渇きになったら、十分に水をあげるようにします。